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ハウスクリーニングしてる日に内見が入っても成約率を高める方法

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内見はタイミングが重要

内見申し込みが入ったけど、ちょうど今日はハウスクリーニングをしてる。

 

賃貸経営をしている大家さんなら、こんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?

そんな時どうしてますか?ストが入ります。

・そのまま内見してもらう

・別の日に内見してもらう

「絶対にハウスクリーニングが終わってからじゃないと内見させたくない」

という大家さんもいるかと思います。

 

事実、ハウスクリーニングが終わってキレイになったお部屋の方が内見した時の印象は良いです。

 

そして、一般的にはハウスクリーニング途中でまだ部屋が汚れている場合の方が成約率は下がります。

 

しかし、別の日だとお客さんの予定が合わなかったり、他の物件に興味が移ってしまうなんてことも・・・。

 

「鉄は熱いうちに打て」という言葉通り、入居者募集ではスピード感が大事です。

 

目の前のお客さんを逃して機会損失だけは避けたいところですよね。

 

この記事が賃貸経営を初めて間もない大家さん、賃貸仲介営業を始めたばかりの営業マンの方の参考になれば幸いです。

ベテラン大家さん、ベテラン営業マンの方は「そんなのとっくに知っているよ」という内容なので読むのはオススメしません。

こんな悩みを解決します

・ハウスクリーニング途中でも内見希望を断りたくない

・早期に入居者を確保したい

・まだ汚い状態の部屋でも成約率を上げたい

賃貸仲介・管理の経験を持つ退去後ハウスクリーニング専門店が

 

ハウスクリーニングの日に内見が入っても成約率を高める方法について解説します。

 

ハウスクリーニング途中で内見してもらうメリット

まず始めにハウスクリーニング途中の状態でも内見してもらうメリット。

 

それはなんといっても、

ハウスクリーニング途中の状態でも気に入ってもらえれば早期に入居者さんを確保できる。

 

これに尽きます。

 

ハウスクリーニングが終わる時期が読めていれば、それにあわせて契約を進めることが可能です。

 

ハウスクリーニングがすべて終わってから入居者募集をするよりも空室期間を短く出来ます。

 

それだったら、ハウスクリーニング途中の状態でもどんどん内見してもらったほうがいいじゃないか、という声も多そうです。

 

次で解説していきます。

 

ハウスクリーニング途中の状態で内見するデメリット

 

 

結論から言います。

 

それは、トラブル発生率が高まる、ということです。

 

具体例その1

 

内見のお客さん「お風呂が汚いですけどキレイになりますか?」

 

営業マン「キレイになりますよ」

 

何気ない会話です。

 

しかし、これがクレームの原因となる場合があります。

 

キレイになるorならない。

 

そもそもキレイの基準は主観的な部分が大きいので、それぞれ感じ方が違います。

 

ハウスクリーニングが終わりいざ入居したタイミングでお客様から

「お風呂が汚いんですけど」

「お風呂がキレイになるっていうから契約したのにどうしてくれるんですか」というトラブルが発生することも。

 

これが、ハウスクリーニング後であればこういった問題が起こるリスクは低くなります。

 

なぜなら、現状を見て借りるかどうかの判断をしているからです。

 

具体例その2

ハウスクリーニング途中で

お客さん「お風呂だいぶ古くてもう交換時期のようですけどキレイになりますよね?」

※新しく交換になりますよね?

 

営業マン「はい、キレイになりますよ」

※これからハウスクリーニングするのでキレイになります

 

お客さんが新しく交換してもらえると思ったケースです。

 

上記は嘘のようで私が実際に聞いたことのある本当の話です。

 

これも、ハウスクリーニング後であればこういった問題が起こるリスクは低くなります。

 

具体例その3

 

最後は、入居日までにハウスクリーニングが終わらないケースです。

 

内見から契約、そして入居までは2週間程度というケースが多いのでハウスクリーニング途中で内見していれば間に合わないという可能性は低いですが。

 

これも、ハウスクリーニングが完了していないので可能性はゼロではありません。

 

なにより、入居日までにハウスクリーニングが終わっていないのは重大な問題ですよね。

 

これらの事例は営業マンとお客さんのやりとりなので直接は大家さんと関係ない部分かもしれません。

しかし、これらのトラブルは仮に入居しても短期解約の原因ともなりかねないものです。

 

ですので、リスクとして頭の片隅にでも認識しておく必要があります。

ハウスクリーニングの日に内見が入っても成約率を高める方法

 

上記のリスクを考慮したうえで、メリットを享受したい場合には是非やるべきことが一つだけあります。

 

これをするのとしないでは成約率が大きく変わります。

 

そして、これをするだけでお客様が内見時に受けるお部屋の印象は確実に上がります。

 

つまり成約率が高まる、ということです。

 

その方法とは

 

「ハウスクリーニング業者に内見があることを事前に伝える」ことです。

 

なんだ、そんなことかと思うかもしれません。

 

しかし、効果は絶大です。

 

連絡は早ければ早い方が良いです。

 

例えば、今から30分後に内見が入ったとします。

 

すぐだから連絡しないでいいや、ではなく必ず連絡してください。

 

 

その際に伝える内容はこれです

・内見が入る時間

・出来る範囲で整理整頓に協力してもらう

ハウスクリーニング業者さんとの関係性にもよりますが、上2つは最低限伝えてください。

 

関係が良好であったり、予算的・時間的余裕がある場合はもう少し協力してもらえたら効果的です。

ここまでしてもらえたらなお良い。

・一番汚れの酷いところを内見までに優先的にやっておいてもらう

 

目的は、内見時の印象を悪くしないことです。

 

欲をいえば【ハウスクリーニングをきっちりやっていること】をアピールしたいところです。

 

そうすれば、たとえ汚れがある状態を見ても

「ハウスクリーニングのプロがここまで一生懸命に掃除してくれる」と感じてもらえます。

 

どうしても、ハウスクリーニング済みの物件と比較されたら分が悪いです。

 

しかし、ハウスクリーニング途中でも内見したいというお客様はそれだけ大家さんの物件に興味があるという証拠でもあります。

 

ハウスクリーニング途中の状態でも印象を悪くしない、そして印象を良く出来れば成約率は高まります。

 

ぜひ実践してみてください。

 

※以前、事前連絡をしなかったばかりに、決めに行った物件を内見中に突然トイレから上半身裸の中年男性が出てきたことがあります。

そのせいかは分かりませんが契約にならなかったです。

(上半身裸の男性は清掃業者さんでした。暑くて上半身裸で作業していたそうです・・・)

 

 

 

退去後ハウスクリーニング専門業者からの視点

 

私は以下それぞれの立場からハウスクリーニング途中の物件について経験したことがあります。

 

・お客さんの立場でハウスクリーニング途中のお部屋を内見した

・仲介営業マンの立場ハウスクリーニング途中のお部屋を案内した

・清掃業者としてハウスクリーニング途中に内見の方が来た

 

清掃業者としての視点から最後に、なぜ内見の事前連絡があった方が良いかを書きます。

 

前提として、退去後清掃は人が住んでいない状態で室内に何も家具や家電などのモノが無い状態で行います。

 

だからこそ、作業を最大限効率化して進めていくことが可能です。

 

一般的な在宅清掃でキッチンとお風呂のセットを頼んだ場合の作業時間は4~5時間くらいでしょうか。

(汚れの程度や作業内容により変動はあります)

 

ところが4~5時間あれば、退去後清掃の場合は早い人だと1Rや1Kなら終わってしまいます。

 

退去後清掃と在宅清掃は似て非なるものです。

 

作業時間の長短でどちらが良い悪いではありません。

 

大きな違いは前述したとおり、モノがあるか無いかが大きいです。

 

在宅清掃は養生にも時間が掛かりますので。

 

そして、内見の話に戻ります。

 

清掃業者が負担に感じるのは、実は「急な内見」なのです。

 

そもそも、

・人が住んでいない

・モノが置いてない

・誰も来ない

ことを前提として段取りをしています。

 

途中で急に内見が入ると作業を中断せざるを得ないことも。

 

当然段取りにも影響しますし、作業時間も延長します。

 

普通は内見で延長してしまった時間分は特に料金にプラスもされません。

 

つまり、清掃業者からすると内見は歓迎するものではないということです。

 

想像してみてください。

 

順調に作業が進んでいる最中に当然の内見。

 

作業を中断して内見が終わるのを外で待ちます。

 

夏の猛暑の日、冬の雪が降る日、大雨の日、、、。

 

何分かかるか分からない内見。

 

内見により作業時間が延びて帰りが遅くなる・・・

 

次の現場に間に合わない・・・

 

こんな思いまでしても料金は変わらず。

 

これを何度も経験していたらどうですか?

 

作業中に突然内見が来たときに一瞬でも嫌な顔をしてしまう清掃業者がいても不思議じゃないかもしれません。

そしてその表情や空気感は内見に来たお客様にも伝わったらどうでしょうか?

 

内見時の印象、良いと思いますか?

 

だからこそ、内見時の印象を考えてハウスクリーニング途中でも内見希望が入ったら清掃業者に事前に伝えることが大切です。

 

事前に伝えることで清掃業者の段取りや作業の影響による負担を少なくすることが出来ます。

 

毎回、内見が入る場合には事前に伝えることで信頼関係の構築になります。

 

一番避けたいのは、連絡無しに毎回急な内見が入ることで清掃業者の作業の質やモチベーションが低下することです。

 

毎回事前に連絡を入れる、作業に影響が出ることを理解してそれに対してのフォローを忘れない。

 

個人的には「作業中に協力してもらった内見が無事に契約になったよ、ありがとう」と

言ってもらえるだけでも大きな違いがあると思います。

 

その繰り返しで大家さんと清掃業者の間で信頼関係が構築されていきます。

 

そうすることで、内見があった際にも清掃業者の協力を得られやすくなります。

 

結果としてハウスクリーニング途中の内見でも成約率を高めることにつながります。

 

まとめ

 

・ハウスクリーニング途中でも内見したいお客さんは大家さんの物件に興味がある証拠

・内見はタイミングとスピード感が大事

・ハウスクリーニング済みの物件と比較されても勝てる準備

・ハウスクリーニング途中でも印象を下げない

・印象が悪くなるのはまだ汚れがある状態だけでなく、作業状況も影響する

・整理整頓するだけでも印象が変わる

・そのためには清掃業者に事前に連絡を入れる

・大家さんと清掃業者の信頼関係が大切

・協力関係を築いて入居率を上げていく

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

ハウスクリーニング途中に内見を入れる際に清掃業者に連絡していなかった大家さんは、ぜひ次回から試してみてください。

 

 

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