退去後清掃 大家さん向け情報

退去後清掃を頼む時に相見積もりを取るべきか?

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相見積もりについて

 

退去後清掃を頼む際の相見積もりについて書きました。

 

不動産投資をはじめたばかりの大家さんや、

 

今まで頼んでいた業者から別の業者へ変更を検討している大家さんの参考になれば嬉しいです。

 

大家さんが所有している賃貸物件で退去が出た場合、自分で掃除をする大家さんは少ないのではないでしょうか?

 

退去後清掃を初めて頼む場合や、今までの業者から別の業者に頼む場合、どのように清掃業者を探しますか?

 

インターネットや、他の大家さん仲間からの紹介などいくつか方法はあります。

 

 

大家さんの立場としては

心配だから複数の業者から見積もりを取って決めたい」と思うのが心情ですよね。

 

そこで相見積もりを取って検討しよう、となります。

 

私はかつて不動産管理会社に勤務していたので、大家さんのお気持ちは非常によく分かります。

 

法人でも相見積もりを取ることが社内規定となっていることもあります。

私が務めていた会社でも相見積もりは必須ではありませんが推奨されていました。

 

業者側から見た相見積もり

 

一方で見積もりを依頼される側の感じ方は様々です。

 

私が管理会社時代に「相見積もりなんですが・・・」というと

 

あからさまに態度が変わり見積もりを断られる経験を多くしてきました。

 

・相見積もりはお断り

・相見積もりと分かった時点でわざと高い料金を出す(仕事を受ける気がないことをそれとなく伝えるため)

・他の見積もりが出揃った一番最後に、金額を聞いてから見積もりを出すか考える

・相見積もりのお客さんは優先度を下げる

 

などなど。

実際にハッキリ言われたこともあれば、一連の対応から感じたことです。

 

事実として、相見積もりは正直「嫌なもの」という認識の職人さんが多いです。

 

なぜ相見積もりを嫌がられるのか

理由はいくつかあると思います。

 

私は現在、清掃業者として見積もりを提出する立場です。

 

見積もりを依頼する側にいただけでは見えてこなかった視点や、実際に聞いたことのある話から

 

「相見積もりが業者にあまり歓迎されない点」を挙げてみました。

 

・値下げ競争になる心配

・見積書を出しても無駄になるのではないかという心配

・見積もり提出後の結果連絡が何もなく不快な思いをした

・相見積もりだというのを後から知った(他は~円だったので、それより安くなるなら頼みますと言われ発覚)

 

などなど。

 

一言でまとめると相見積もりで嫌な思いをしたケースが多いということですね。

 

比較するのは悪いこと?

私は「比較するのは当たり前」だと考えています。

 

誰だって、より自分が満足出来るもの、より納得出来るもの、より良いものを探したいと思うのは自然なことだと思うからです。

 

そのために比較検討は必要なプロセスだと思います。

 

現代はインターネットで情報が溢れています。

 

引っ越しから中古車の買い取りにいたるまで比較サイトがたくさんあります。

 

私は賃貸の仲介営業もしておりましたが、

お部屋を探しに来るお客様も大多数の方が複数の候補物件の中から一番自分に合ったお部屋を見つけていました。

 

ですから、退去後清掃の業者だけが「相見積もりお断り」「他と比較しないでうちだけの見積もりで判断して」

というのも時代にそぐわないかなと感じています。

 

しかし、検討方法にはマナーがあると考えています。

 

なぜなら、業種によっては「見積書を作る」こと自体がとても時間と労力が掛かるものだからです。

 

マナーについては、「それは必要ない」とか「それは当然しないとマナー違反だ」などと意見が分かれる部分なので、

ここではあくまで私の個人的な考えとしてお読みください。

 

相見積もりを取る際に気をつけたいマナー

相見積もりであることを伝える

見積もりを作成するのには、実際に時間も労力も掛かっています。

どうせ見積もり無料だから色々な業者からたくさん見積もりを取ろう、ではなく事前に候補を絞ることも大切です。

「見積書をたくさん集める」ことが目的にならないように気をつけたいところです。

 

見積もりの回答期限を事前に伝える

「今回は相見積もりですが、お見積もりをいただいてから~日後にはお返事します。」

この一言は大切です。

なぜなら、「何社も見積もりを取るってことは返事はいつになるのか?」

「どうせ返事が遅くなりそうだから見積もり提出は急ぐ必要ないな」と思われてしまうからです。

見積もりを依頼した業者がすべてこう感じてしまったら、大家さんとしては見積もりが届くのをずっと待ち続けることに・・・。

これはお互いに時間がもったいないですよね。

 

同一条件で比較する

退去後清掃での相見積もりでは同一条件で見積もりを依頼することが大切です。

たとえば、

A社にはワンルーム1部屋の見積もりを依頼

B社にはワンルーム1部屋+別の物件のワンルーム1部屋も見積もり依頼

 

少し極端な例ですが。

この場合、B社は「2部屋まとめて依頼してくれるなら少し値引きしよう」とA社より安い見積もりを出しました。

 

A社がもしB社と同じ条件の見積もり依頼だったら、B社より安くなっていた可能性もあります。

 

そうなったらもったいないですよね。

 

同じ条件でこそ、大家さんも納得する見積もりの比較が出来ることになります。

 

まとめ

大家さんが相見積もりをとる理由はなんでしょう?

おそらく

「1社だけの見積もりでは相場が分からないから不安」

「複数業者の中から比較検討したい」

という2つの理由が大きいと思います。

 

それでは少し想像してみてください。

 

いま大家さんのお手元には相見積もりを取った見積書が3通あります。

 

その中から、どこを選びますか。

金額が一番安いところですか?

それとも一番金額が高い方が安心しますか?

やっぱり、真ん中の金額を出したところが無難な選択だと思いますか?

 

おそらく金額だけでは判断が難しいのではないでしょうか?

 

たとえば、清掃の仕事をはじめて3日の人と、3年の人が同じ料金だったらどちらに頼みたいですか?

連絡がなかなかつかず、やきもきしながら折り返しの連絡を待たないといけない業者と、レスポンスが早くて対応が丁寧な業者が同じ料金だったらどちらに頼みたいですか?

 

料金はもちろん大切な要素の一つですが、作業品質、作業実績、対応スピード、応対マナー、損害保険の加入有無などなど、大家さんが気になるポイントはたくさんあるはずです。

 

そして気になるポイントは大家さんによって様々です。

 

相見積もりを取る前に「どんな業者に頼みたいか」「どんな業者は避けたいか」少しの時間を使って考えてみてください。

 

そのうえで必要であれば遠慮無く相見積もりを取りましょう。

 

全国には素晴らしい清掃業者さんがたくさんいます。

 

私も負けないように日々精進しています。

 

他の清掃業者さんはライバルでもあり、仲間でもあると私は思います。

 

ですから、相見積もりで比べられるのも自分のサービスを見つめ直す良いチャンスだと捉えています。

 

もちろん受注になれば最高に嬉しいですし、だめだった時は選ばれなかった理由を伺って次回に活かしております。

 

今回は退去後清掃で相見積もりを取ることについて記事を書きました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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